Evidence Based Healthcare Council
今回のテーマは『「次世代医療基盤法」がもたらす私たちの未来』です。

21世紀に入ってからの日本の医療やバイオの研究、またIT技術やネット環境には驚くほどの進化発展があり、この医療・健康の領域は次世代の基幹産業として大きく注目を集めてきます。しかし一方で医療情報という機微情報の保護と活用をどう進めるかなどの課題もあり、ハードとソフトの両面で様々な対応が求められてきています。そうした中で5月に施行された「次世代医療基盤法」は、超高齢社会を迎えた日本の基本課題を解決するための基盤となる法律であると同時に、「日本再興戦略」の重要な柱の一つとしても注目を集めています。ただ、この法律は施行されてからまだ日も浅く、報道も少ないため、内容や実施されたら何が起こるかなどは、一般にはほとんどよく知られていません。
そこで今回は、「次世代医療基盤法」の企画立案時から深く関わってこられた内閣参事官の吉田宏平氏をお招きして、その成り立ちと今後の具体的な動きについて語っていただきました。


当協議会の「料理会」では、このように各分野の専門家によるエッジの効いた講演およびざっくばらんに話のできる場を提供しています。
ご興味のある方はぜひ会員となりご参加ください。
※内容によっては、一般の方が参加できる場合もございます。

 

情報素材料理会<第101回>

次世代医療基盤法と
個人情報保護について

いま、医療の世界が大きく変わろうとしています。急激に進化するICT環境の中でビッグデータ化している医療データをどう取り扱い、医療の発展や個人の病気治療にどう生かし、社会や企業の活動にどう活用していくべきか。日本の医療の大きな課題を解決する法律として、今年5月末に、次世代医療基盤法が施行されました。今回は、この法律について内閣官房の吉田内閣参事官にお話しいただきました。聞き手は、当協議会の理事長・中山健夫です。